NEXX WT1520 (上海問屋 DN-84749)を復活させてOpenWrt化する

中古ケースについていつ書くのかという話はおいといて・・・。

上海問屋にてDN-84749として販売されている、NEXXのWT1520をOpenWrt化しました。

※2015年7月15日追記 上海問屋では販売を終了した模様です。秋葉原の店頭にも既にありませんでした。

元々は実家で作業する際、使える部屋がルータのある部屋とは別だったので、コレを子機モードで使っていましたが、何かでOpenWrtを導入できると知ったのがきっかけです。

とりあえず、以下のサイト様を参考に、Telnetを使用してのOpenWrt導入を試しました。

DN-84749(Nexx WT1520)のOpenWRT化

Telnetで接続後、mtd3をeraseするとこまで行きましたが、何を読み違えたのかコマンドに –r オプションを付けて実行してしまったらしく、起動に必要なmtd3が削除された状態で再起動されてしまいました。

当然のことながら、WT1520は起動途中に止まり、正常に起動できなくなりました。

後日、リベンジ(なのか意地だったのか)で同じものを秋葉原のドスパラパーツ館3階にある、上海問屋にて購入。

・・・と、ここまではよかったものの、何を間違えたのか再び –r オプションを付けてmtd3を消去するアホをやらかしました。もう完全に謎。

こうして2台ともウンともスンとも言わなくなり、完全に諦めムードに。

しかし、USBが付いてて、色々弄れるらしいWT1520を復活させられないか・・・

ということで、文鎮化してしまったWT1520の復活にトライしてみることに。

色々調べていくと、基板上にシリアル接続用のパターンが出ているとのこと。(下の画像は公式フォーラムより。基板が何故か真っ黄色)nexx1520

とりあえず手持ちのWT1520も強引にフタを開けて中を見てみると、まず思ったのが

「RXとTXのピッチ狭すぎないかコレ・・・」

でした。とにかく狭い。これを一体どうしろと・・・。

とか思っててもしょうがないので、どうにかします。

半田コテとハンダ、その他ピンソケットを用意し、集中してハンダ付け。

でなんとか成功。GND線は必要かどうかわからないけど、アンテナ線回路横にあるランドがGNDということで接続しておきました。

wt1520_handa

これで、とりあえずサブPCのマザーボード上にある、COMのピンヘッダにアサインを調べたうえで接続。Tera Termを開いて、転送スピードが57600らしいのでその通りに設定して接続を開きます。

そしてWT1520の電源を入れてみる(電源用MicroUSBを接続する)と・・・。

tera term

\(^o^)/

謎の文字列が返ってきました。試しに転送速度を他のに設定してみても、多少違いはあれど結果は全く同じ。

えぇ・・・とか思いつつ調べてみると、PCのCOMポートは信号の電圧が12V、対してWT1520側の信号電圧は3.3Vとのこと。えっ・・・。

知らなかったとはいえ、まさかここまで電圧差があるとは思いませんでした。

さらに調べてみると、COMポートとの接続用に電圧を変換したり、USB接続で3.3Vのシリアル接続に変換できるものがある様子。

後日、秋葉原に寄った際に秋月電子で「超小型USBシリアル変換モジュール」を購入。

IMG00279

帰ったら、早速WT1520と接続してみます。ちなみに、WT1520側とUSBシリアル変換モジュール側のRX, TXは、RX同士・TX同士ではなく、反転させて接続します。TX(送信) → RX(受信)な感じです。

 

↓すると、今まで謎の文字列が返ってきてたのが、しっかりとした英文が!

wt1520_Console

やはり、mtd3が消されたせいで起動できず止まっている様子。

これ以降は、以下のサイト様を参考に作業していきます。

WT1520を救え!(初めてのシリアルコンソール)- もくのすけのスペース

TFTPサーバは、TFTPD32を使用します。WT1520に接続している有線LANのアダプタのIPアドレスを”10.10.10.3”に設定後、TFTPD32を起動し、公開用フォルダとして作ったC:\OpenFolderをCurrent Directoryに設定、下のServer Interfaceはリストから10.10.10.3を選択します。TFTPのポート開放も必要ですが、面倒なのでWindowsのファイアウォールを一旦OFF。C:\OpenFolderには、NullpoArchives様のサイトでミラーされているmtd3.binと、アップデート用のopenwrt-ramips-rt305x-nexx-wt1520-squashfs-sysupgrade.binを頂いてきて置いておきます。

一旦電源用USBを抜いて電源を切り、再度接続して電源を入れると

Please choose ther operation:

1: Load system code to SDRAM via TFTP.

2: Load system code then write to Flash via TFTP.

・・・

という感じで出てくるので、2番を選んでTFTP経由でファームウェアを更新するモードに入ります。するとホントにこのモードに入っていいか聞かれるので y を入力、そしてWT1520側のIPアドレス、サーバ(TFTPD32を動作させているPC)側のIPアドレスを続けて聞かれるので何も入力せず2回Enter。次に、TFTPサーバより取得するファームウェア名を聞かれるので、まず更新するmtd3.binを指定してEnter。アップデート用ファームでもよさそうな気がしましたが、念のため。

すると、自動でTFTPからmtd3.binを取得し、フラッシュメモリ内のデータ消去・ファーム書き込みが始まります。しばらくすると再起動され、ダーッと文字列が流れていきます。ある程度流れたところで流れが止まり、Enterキーを押してみると

と表示され、なんとかOpenWrtにてWT1520の復活に成功!WT1520のアドレスの10.10.10.123にアクセスすると、しっかりLuciのWebUIが出てきます。

wt1520_Luci

その後、もう1台ファームすっ飛ばして起動できなくなったほうの復活も試してみましたが、RX, TXへのハンダ付け中にうっかり変に力を掛けてしまい、ハンダ付けした導線が取れただけでなく基板上の回路パターンが剥がれてしまいました。そのため復活は諦めていました。(↓見えづらいですがRXとTXのパターンが剥がれ、立ってしまってます。)

IMG00281

・・・が、悔しいので今日リトライして剥がれた回路パターンに無理やりハンダ付けしたところ、

IMG00283wt1520_Console-no2

反応来たー!剥がれた幅1mmに満たないパターンの線に導線をハンダ付けするなんていうかなりキツい作業でしたが、もう既にここで達成感がw

ただ、ルータとして動かなければただの箱なので、1台目同様OpenWrtでの復活を試みます。起動時に2番を選択し、今度は1台目の復活後に自分で日本国内向けに設定してビルドしたファームウェアをTFTPで送り込みます。

wt1520_Console-update

書き換えが完了し、WT1520が再起動された後10.10.10.123にアクセスしてみると、しっかりWebUIが表示され、このWT1520も復活に成功!

IMG00286

各種の機能も問題なく、正常に動作しています。

ちなみに、以下が2台目で使用した独自ビルドのWT1520用OpenWrtファームです。ビルドに使用したビルドスクリプトやconfigファイルは、hackruu氏が公開されているものを使用しました。問題があるようであれば、早急に削除します。

また、自己責任にて使用してください。使用したことにより、何らかのトラブルが発生しても、管理人は責任を持てません(管理人のWT1520では正常に動いてます)。ただ、何か問題があった場合は、コメントしていただけるとファームウェアのほうでできるだけ対応します。

openwrt-ramips-rt305x-nexx-wt1520-squashfs-sysupgrade.bin
※バージョンが古くなっているのと、少々動作に問題があったので削除しました。雑記のほうのブログに新しいビルドを掲載してあります。

以下仕様やhackruu氏のファームウェアからの変更点など。

仕様:

・バージョン→Barrier Breaker (14.07)

・ログインパス→openwrt (hackruu氏のものと同じ)

・WiFiパス→openwrtopenwrt (同上)

変更点:

・タイムゾーンをAsia/Tokyoに

・Luciの日本語パック(luci-i18n-japanese)の導入

・opkg のリストに、標準のpackagesの他lucibaseを追加

・無線LANのロケールをJPに、送信出力を電波法に定められる10mWに設定(WiFiは初期状態で無効)

長くなりましたが、とりあえずはこんな感じで復活できました。ハードオフで購入したジャンクのWHR-G300Nも、TFTPで粘りましたがダメで結局シリアル接続してubootのコンソールで”run ut-fw”叩いてdd-wrt化しました。

復活させたWT1520は、ExtRootやってみたりSambaやってみたりいろいろやってますが、気力のあるときに書きたいと思います。

それではまた。

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