LM750/LS6RにZorin OSをUEFIデュアルブート

毎度おなじみの「Linuxを直で(仮想マシンではなく)使ってみたいなー」→「ならデュアルブートしてみよう」という、思い付きからの即行動でした(爆

というわけで、LM750/LS6Rに、Zorin OSをUEFIかつセキュアブートでインストールしていきます。

LM750/LS6Rのスペックは以下の通り。

CPU:Core i7 3537U (2GHz)

MEM:DDR3 8GB

HDD:WD 1TB (5400rpm)

GPU:Intel HD Graphics 4000

OS:Windows 8.1 64bit(プリインストール) , Windows Server 2012 R2 ,

        Windows Embedded 8 Industry Pro

なお、インストール時にインストール先を間違える、パーティションの操作を誤ってリカバリ用の領域を消してしまったなど、ミスによりPCが起動できなくなる恐れもあるので、リカバリ用のディスクを作成、データのバックアップをしておくことをオススメします。多分大体のPCにはリカバリディスク作成のためのツールが付属してます。LM750/LS6Rにもありました。


2015年9月3日 追記

つい最近、このノートPCを元々HDD内のリカバリー領域に搭載されているNEC純正のリカバリーツールを使ってリカバリしようとしたところ、リカバリーに失敗した上にHDD上のリカバリー領域を吹っ飛ばしてくれました。

どうにも、HDD内のパーティション構成をユーザーが任意に変更した場合、リカバリーツールがパーティションの構成を正常に認識できないらしく、リカバリー領域まで削除してしまうことがある模様です。

私自身は元々プレインストールされているソフトウェア類は不要だったので、手持ちのDSP版Windows 8のインストールディスクを使用して再インストールし問題なく使用できるようになりました。下に書いてある通り、リカバリ領域消えたけどなんとかなったわけです。
この場合、プロダクトキーはLM750/LS6R用のものがインストール中にPC側から通知され、自動で入力されます。ドライバ類は、NECのサイトではほとんど公開されてないので、各ベンダーのサイトから引っ張ってきました。

ただ、プレインストールされるBD / DVD再生ソフト等が必要な場合などは、リカバリー用DVDを作っておいたり、パーティションの任意な変更はやめておいた方がよさそうです。


ちなみに、私は「今までVHDブートとかやりまくってるし、リカバリ領域消えたらアレだけど多分なんとかなるだろー(慢心)」とか言ってリカバリディスク作ったりバックアップ取らずにやりました。真似しないでね!

1.ISOをダウンロード

Zorin OSの公式サイトからLiveCDのISOファイルをダウンロードしてきます。

Zorin OS – Free editions

とりあえずFreeのZorin OS 9 Core 64bit版をダウンロード。

次に、USBフラッシュメモリで起動ドライブを作成するため、ISOからUSBフラッシュメモリの起動ドライブを作成してくれるLinuxLive USB Creatorをダウンロード。インストールが面倒だったので、Portable版を使いました。

Download – Get LiLi

2.LiveUSBフラッシュメモリを作成

LinuxLive USB Creatorを使って、Linuxを起動・インストールするためのUSBメモリを作成します。LinuxLive USB Creatorを起動し、最初に書き込み先のドライブを選択。HDDも表示されるので、選択を間違えないように注意。

lili-usb

次に、書き込むソースを選択。ISO / IMG / ZIPをクリックして先ほどダウンロードしたZorin OSのISOファイルを選択します。

lili-iso

すると、LinuxLive USB Creatorのほうに登録されていないバージョンなのか、古いバージョンのパラメータを使用して書き込む趣旨が表示されます。とりあえずこれで行ってみる。

オプションにはFAT32でのフォーマットにチェックを入れておきました。ファイル隠す意味って・・・?Windows上で起動云々はよくわからないけど多分使わないのでチェックは無し。

ここまで来たら、下の雷アイコンをクリックして書き込み開始。数分から5分くらいで終わります。

3.インストール用のHDD領域を作成

Windowsの「ディスクの管理」から、Zorin OSをインストールするためのHDD領域を確保します。スタートボタン上で右クリックし、ディスクの管理を開きます。

LM750/LS6RではWindows 8.1がCドライブとして約200GB、データ用のDドライブとして約800GB、その他EFI関係とかOS破損時の回復環境としてその他小さいパーティションがいくつか存在。今回は、そのうちDドライブの容量を減らし、領域を確保します。

ディスクの管理にて、下の帯になっているドライブ表示でDドライブ上で右クリック→ボリュームの縮小を選択。とりあえず今回はZorin OS用に20GBを確保することにして、20GB x 1024MB = 20,480MBを縮小する領域のサイズに設定し、「縮小」を押下して実行。しばらく待つと、未割り当て領域が20GBくらい作られています。

以下はZorin OSインストール後の状態です。赤枠で囲まれた部分が、Dドライブを縮小してできた領域。HDDの中、細切れダナー

winhdd-nomark

4.Linuxを起動

作成したUSBフラッシュメモリで、Linuxを起動します。Windows 8.1のチャームバーか左下のスタートボタン右クリックの再起動から再起動し、Linuxを起動しますが、「再起動」をクリックする際、Shiftキーを押しながらクリックします。すると、下の写真のような画面が出てくるので、デバイスの使用を選び

IMG00127

次の画面でZorin OSのLiveイメージが入ったUSBフラッシュメモリを選択します。インストール時に写真を撮り忘れたため、写真はインストール後のものです。zorinではなく下のUEFI: ~と書かれたほうを選択します。上のzorinについては後ほど。

IMG00128

USBフラッシュメモリを選択すると、PCが再起動された後Zorin OSのGrubが起動します。

IMG00116

とりあえずTry Zorin OS without installingでインストールせず起動します。

起動した際のSS消失しました(´・ω・`)

とりあえずLive起動の状態でいろいろ弄ってみました。

5.Zorin OSをインストール

デスクトップにあるインストーラを起動します。今回は、以下のサイトを参考に進めました。

デュアルブート(UEFI Win8.1 + Ubuntu14.04) その7 – Ubuntuをインストールする

HDDに対してどのようにインストールするか選択する画面まで進み、削除してインストールではなく、それ以外を選択し進みます。

するとHDDのパーティションがどのようになっているかが表示され、パーティションの作成、削除、変更ができる画面が出てきます。今回の場合、すでにパーティションテーブルがWindowsによって存在するため、パーティションテーブルの作成は行いません。テーブルの作成をすると、既存のパーティション構成が消失するので、既存のWindows 8.1を含めたデータ全てが消えてしまいます。

EFIパーティションはWindows 8が作成済みのを使うのですっ飛ばし、まずスワップ領域の作成。PCのメモリー上の空き領域が不足した場合、この領域にデータが退避されます。参考にしたサイトでは先にルートパーティションを作成していますが、ルートパーティションの領域の計算が面倒だったので先に2GBでスワップパーティションを作ってます。

「空き領域」を選択して反転させ、下の「+」ボタンを押すとパーティションの作成画面が開くので、以下の通りに設定。

サイズ:2000MB

パーティションタイプ:基本パーティション

パーティションの場所:この領域の始点

利用方法:スワップ領域

これでOKを押すと、スワップ領域が作成されます。

次に、ルートパーティションの作成。

スワップパーティション作成後の空き領域の全部を指定し、パーティションタイプ、パーティションの場所はスワップ領域と同じように選択し、利用方法とマウントポイントは以下のように選択。

利用方法:ext4 ジャーナリングファイルシステム

マウントポイント:/ (←半角スラッシュ)

最後に、ブートローダをインストールするデバイスは、PCに搭載されているHDDを選択して完了。/dev/sdaです。

ここまで完了したら、作成したルートパーティションをクリックして選択し、インストール先に注意してインストール開始。終わるまでお茶でもして待ちます。

インストールが終わったら、事前にこの後どうなるかは調べてたものの、とりあえず再起動しました。

6.Zorin OSを起動しようとする

案の定、OS選択画面に出てこない。↓

IMG00119

というわけで、色々調べてもーいっかいLiveイメージの入ったUSBフラッシュメモリから起動してみようと、上の画面で下部にある「既定の起動設定やその他のオプションの変更」に入り、次の画面で「デバイスの使用」に進みます。すると、何やら「zorin」の文字が。

IMG00121

おっ?と思い、これを選択して行ってみます。すると、Zorin OSのgrubが起動し

IMG00122

ログイン画面が表示されました。

IMG00123

というわけで、OS選択画面の「デバイスの使用」から起動できることがわかりました。

ちなみに、EFIの設定画面の、設定の保存とかデフォルトのロード、EFIの終了などの項目が集まってるページにWindows Boot ManagerやZorin OSというような項目があり、そこからでも起動できます。でもアクセスのしやすさを考えたら、デバイスの使用かな・・・

ただし、今回は3つのWindowsがインストールされた環境にZorin OSを追加でインストールしたため、Windows 8のみが存在している環境にZorin OSをインストールした場合は、PC起動時に起動するOSを選択する画面が表示されないと思われます。

この場合、Windowsの再起動をShiftキーを押しながら実行した場合にオプションの選択画面を引っ張り出すことでもZorin OSを起動できますが、これだと一旦Windows 8を起動しないといけません。なので、Windowsのブートマネージャにダミーの起動エントリを作り、複数のOSが存在するように見せかけ、選択画面を出すようにするのが手っ取り早いかも?

具体的には以下の通り。

Windows 8で管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、まず「bcdedit」と入力。

Microsoft Windows [Version 6.3.9600]
(c) 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>bcdedit

Windows ブート マネージャー
--------------------------------
identifier              {bootmgr}
device                  partition=\Device\HarddiskVolume2
path                    \EFI\Microsoft\Boot\bootmgfw.efi
description             Windows Boot Manager
locale                  ja-JP
inherit                 {globalsettings}
integrityservices       Enable
default                 {current}
resumeobject            {e0eb4ef8-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
displayorder            {current}
toolsdisplayorder       {memdiag}
timeout                 30

Windows ブート ローダー
--------------------------------
identifier              {current}
device                  partition=C:
path                    \WINDOWS\system32\winload.efi
description             Windows 8.1
locale                  ja-JP
inherit                 {bootloadersettings}
recoverysequence        {e0eb4efa-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
integrityservices       Enable
recoveryenabled         Yes
isolatedcontext         Yes
allowedinmemorysettings 0x15000075
osdevice                partition=C:
systemroot              \WINDOWS
resumeobject            {e0eb4ef8-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
nx                      OptIn
bootmenupolicy          Standard

C:\WINDOWS\system32>

 

identifierや、resumeobject、recoverysequenceの値はPCによって異なります。

Windows 8.1のみがインストールされている環境では大体こんな感じになってると思うので、以下のコマンドを実行。

C:\WINDOWS\system32>bcdedit /copy {current} /d "Windows 8.1 Dummy"
エントリは {e0eb4eff-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad} に正常にコピーされました。

C:\WINDOWS\system32>

 

「エントリは」の後の { } の中は、PCにより異なります。

このコマンドは、現在起動されているOS(=Windows 8.1)のエントリを「Windows 8.1 Dummy」という名前で複製するものです。/dの後の “ “ 内は、任意に変更できます。

実行後、再びbcdeditを実行すると以下のように表示されます。

C:\WINDOWS\system32>bcdedit

Windows ブート マネージャー
--------------------------------
identifier              {bootmgr}
device                  partition=\Device\HarddiskVolume2
path                    \EFI\Microsoft\Boot\bootmgfw.efi
description             Windows Boot Manager
locale                  ja-JP
inherit                 {globalsettings}
integrityservices       Enable
default                 {current}
resumeobject            {e0eb4ef8-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
displayorder            {current}
                        {e0eb4eff-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
toolsdisplayorder       {memdiag}
timeout                 30

Windows ブート ローダー
--------------------------------
identifier              {current}
device                  partition=C:
path                    \WINDOWS\system32\winload.efi
description             Windows 8.1
locale                  ja-JP
inherit                 {bootloadersettings}
recoverysequence        {e0eb4efa-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
integrityservices       Enable
recoveryenabled         Yes
isolatedcontext         Yes
allowedinmemorysettings 0x15000075
osdevice                partition=C:
systemroot              \WINDOWS
resumeobject            {e0eb4ef8-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
nx                      OptIn
bootmenupolicy          Standard

Windows ブート ローダー
--------------------------------
identifier              {e0eb4eff-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
device                  partition=C:
path                    \WINDOWS\system32\winload.efi
description             Windows 8.1 Dummy
locale                  ja-JP
inherit                 {bootloadersettings}
recoverysequence        {e0eb4efa-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
integrityservices       Enable
recoveryenabled         Yes
isolatedcontext         Yes
allowedinmemorysettings 0x15000075
osdevice                partition=C:
systemroot              \WINDOWS
resumeobject            {e0eb4ef8-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
nx                      OptIn
bootmenupolicy          Standard

C:\WINDOWS\system32>

 

これで、どちらも同じWindows 8.1が起動しますが、PC側にはOSが2つあると認識され、PC起動時にOS選択画面が表示されるようになります。

この後Windowsと同じようにOS選択画面に表示できないか色々試しましたが、どうにもうまくいかないので諦めました(ヽ’ω`)

とりあえずZorin OSをデバイスの使用から起動し、色々日本語入力とかの設定を行い、普通に使えるレベルになりました。

 

==============================================================

ちなみに、OSの選択画面には表示されずデバイスの使用には出てくるZorin OS、一応ブートマネージャに登録されてはいました。

bcdedit /enum all を実行。(↓以下は最初のほうの一部のみ)

C:\WINDOWS\system32>bcdedit /enum all

ファームウェアのブート マネージャー
--------------------------------
identifier              {fwbootmgr}
displayorder            {bootmgr}
                        {50612831-5b8f-11e4-be8e-806e6f6e6963}
                        {514594cb-5c27-11e4-bead-806e6f6e6963}
timeout                 2

Windows ブート マネージャー
--------------------------------
identifier              {bootmgr}
device                  partition=\Device\HarddiskVolume2
path                    \EFI\Microsoft\Boot\bootmgfw.efi
description             Windows Boot Manager
locale                  ja-JP
inherit                 {globalsettings}
integrityservices       Enable
default                 {current}
resumeobject            {e0eb4ef8-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
displayorder            {current}
                        {e0eb4eff-5376-11e4-9224-fadfe8c4e1ad}
toolsdisplayorder       {memdiag}
timeout                 30

ファームウェア アプリケーション (101fffff
--------------------------------
identifier              {50612831-5b8f-11e4-be8e-806e6f6e6963}
device                  partition=\Device\HarddiskVolume2
path                    \EFI\zorin\shimx64.efi
description             zorin
 

 

ファームウェアアプリケーションとして存在していました。なお、Zorin OSのLiveイメージ入りUSBフラッシュメモリもここに分類されていました。

久しぶりに記事がかなり細長くなりました_(:3」∠)_

今回はここまで。ほかのLinuxもインストールできたら報告していきます。現状OpenSUSEとLinuxMintは失敗。

それではまた。

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